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【ディスコースマーカーとは?】英文読解に必須な速読テクニック解説

英語勉強法

英文読解の手法としてディスコースマーカー(discourse marker)という言葉を聞いたことはありますか?

ディスコースマーカー(論理マーカー)とは文と文との論理的関係を示すことば(接続詞・副詞(句)・前置詞句など)のことで、簡単にいえば、「この言葉がくれば、このような展開になるよ」という目印にあたる言葉です。

この手法を理解することによって文章の先の展開が予測できるようになり、長文読解においては速読の手助けとなります。今回は英文読解の欠かせないディスコースマーカー(論理マーカー)のテクニックについて解説していきます。

【ディスコースマーカーとは?】英文読解に必須な速読テクニック

ディスコースマーカーは「シグナルワード」とか「談話標識」などと呼ばれるように、後に続く文章の方向性を示すキーワードです。

例えば、「A but B」▶ 接続詞 but で繋がれたAとBの関係は「逆説」であり、BにはAの文と反対の内容が書いてあることが推測できます。

そのほか、「A in short B」▶副詞 in short で繋がれたAとBの関係は「言い換え」であり、BにはAの文をまとめたものがが書いてあることが推測できます。

ディスコースマーカーを使った英文読解のメリット

このようにディスコースマーカーを理解することによって文章の流れ・筆者の主張がつかみやすくなります。

He has a strong interest / in how knowledge is absorbed and developed, / or in other words, / the potential of children.

「彼は高い関心を持っている/知識がどのように吸収され発展していくのか/すなわち言い換えると子どもたちの可能性に対して」

ディスコースマーカーである「in other words」前後の文章が「言い換え」であることがわかればどちらかの文の意味をくみ取れば大方理解できますし、言い換え後の文が筆者の主張になります。

つまり筆者は「子どもたちの可能性に対して高い関心を持っている」と主張しているのです。さらには英文読解の設問で「言い換え」はどちらかに空欄がおかれ、「適語を入れなさい」などの問題になりやすいキーワードでもあります。

代表的なディスコースマーカー

【逆接】but, however, although(逆説は対比で用いられることもある)

【対比】on the other hand, while, meanwhile, one~ / another~, instead, by contrast

【具体例】 for example, for instance, firstly / secondly / finally

【追加】 in addition, also, moreover, besides, not only A but B

【言い換え】 in short, in other words, :(コロン);(セミコロン)

【結論】 as a result, after all, therefore, thus, so that, in conclusion

これらのディスコースマーカーを見つけたら印をつけて先に起こる展開を予測しながら読み進めましょう。こちらの例文にもディスコースマーカーを加えてみます▼

そしてディスコースマーカーと前後の文だけをざっくりと訳してみます▼

「私は告白する!~~~しかし!I`m not sure~~~:(すなわち)私は経験した~~~しかし!別の方法を見つけ出した!」

このようにして要所をシンプルに訳してみると大まかの文章構造が理解でき、なんとなく言わんとしていることが見えた気がしませんか?「しかし」以下が主張であり、「すなわち」が言い換え・具体例を表しています。

長文で重要な「主張」が理解できればわからない単語や文章も推測しやすくなります。

【速読法】パラグラフリーディングとディスコースマーカー

ディスコースマーカーはパラグラフリーディングで登場する重要な速読テクニックでもあります。パラグラフリーディングとは長文を段落ごとに考えて、全体の流れや主張を読み取る方法です。

ニュース記事など論理的に記述された文章には各パラグラフごとに「抽象→具体」や「主張→根拠」のように論理的に話が展開しており、ディスコースマーカーを使って読みやすく書かれてることが多いです。

例えば

 Although(逆説) I used to spend my free time with my family, 以下主張▶now I stay in my bedroom almost all the time. 以下具体例▶I play games, talk to friends on the phone, or surf the Internet. Since(理由) I spend so much time alone, 以下主張▶my parents are surprised when I occasionally decide to come out and eat dinner with them! 

Because of the distractions of modern life, it can be hard to spend quality time with the people you love. However(逆説), 以下主張▶my dad and I always try to find a way. While(対比) we might not agree on some things, we do like the same television shows. Over the years, we’ve learned how to watch in silence while enjoying each other’s company. We find time to talk during the commercials. 

「引きこもりの男の子が家族と夕食を食べるときに父親とテレビを見ながら会話を交わす」という内容の文章です。主張と具体例が読み解けるようになると「どこをじっくり読むべきか」がわかり、速読へとつながります。

試しに主張文だけを読み進めてみてください。なんとなく前後の文章まで予測が出来れば成功です。

ディスコースマーカーに関する参考書

ディスコースマーカーに関する参考書を探してみると「パラグラフリーディング」の中の項目として解説されているようです。

書店でも手に入るおススメの参考書は有名予備校「河合塾」が出版している「英語長文読解の王道 パラグラフリーディングのストラテジー (1) 読み方・解き方編」です。

三部作の導入部にあたり、本書ではパラグラフリーディングの方法を豊富な例とともに解説されています。特に大学受験を目指す方には参考になる一冊です。

【英文読解に必須なディスコースマーカーの速読テクニック】まとめ

ここまでディスコースマーカーの速読テクニックをご紹介してきました。この手法は知っていると知らないとでは英文読解力に大きく差が付きます。英文に散りばめられたキーワードを手掛かりに問題を解くことで素早い回答が得られるようになるはずです。

そして現代文にも用いられる手法ですので興味のある方はそちらも調べてみてください。英文読解の参考になれば幸いです。

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