オーストラリアのメルボルンからニュージーランドへ3週間ほど旅行へ行った時のこと。空港チェックインカウンターで搭乗券を発行してもらえず、あわや飛行機を乗り過ごしかけました。
結果的にはすぐに対処してギリギリ間に合いましたが、海外旅行においては計画性と事前準備の大切さを改めて思い知らされました。今回はその搭乗拒否されたお話と対処した方法、捨てチケットについてご紹介します。
【体験談】海外の空港チェックイン時に搭乗拒否!早急な対処方法とは?
自分はいつも早めに空港チェックインカウンターへ向かいます。なにが起こるかわからない、思わぬトラブルもあり得る上に、乗り損ねると飛行機代金の損害が大きいためです。
2時間半前に到着し、電子パネルでの手続きを始めます。必要事項を入力し、パスポートをスキャンするとエラーが発生。係員さんを呼び、別の機械で試してもらいますが再びエラー。
原因を調べてもらうとどうやら自分が片道チケットしか買っていなかったことが問題だと判明しました。
今回の旅ではニュージーランドを3週間かけて縦断し、次の目的地はニュージーランド国内でゆっくり決めようと思ってました。出国チケットが事前に必要であるとは知りませんでした。
【搭乗拒否】出国チケットを早急に購入
チェックインカウンター横にパソコンを広げて、もともと目星をつけておいたオークランドからハワイに行く安い航空チケットを購入することに決めました。
空港の不安定なWifiに戸惑い、出発時刻に焦る中、30分ほどでチケットが購入までたどり着き、係員さんに報告します。するとさらなる問題が発生。
アメリカ入国には「Estaビザ」が必要
アメリカ入国にはEstaビザを事前に取得する必要がありました。すぐに申請できますが、申請書に必要事項を入力し、審査があるのでこのタイミングは厳しいようです。。。
【最終手段】返却可能チケットもしくは捨てチケットの購入
このピンチに対し、係員さんが教えてくれたのは「Refundable ticket」の購入です。無料でキャンセル出来る航空チケットのことで格安航空会社以外であればそのようなチケットを販売しています。
とりあえず購入してニュージーランドに入ったらキャンセルするというあまり良くない方法ですのでいわば最終手段です。
もしくは「捨てチケット」という最安値の出国チケットを購入してその飛行機に乗らない方法もありますが、時間的に余裕はなく 「返却可能チケット」の購入を目指します。
【2時間以上が経過】搭乗締め切りまで残り15分
シンガポール行きをオススメされましたが、まだ有効なビザを持つオーストラリア行きの航空券を購入することにしました。カンタスとバージンエアラインが返却可能なチケットを販売しており、手続きがシンプルだったバージンで購入しました。
(追記・バージンはポイントでの返金対応でした。飛行機代が現金で返金される会社を選びましょう)
通常の2倍くらいの値段でした。失敗したら逆に大損です。考える間もなく、取得できたことを告げ、チェックインが無事完了。この時点で残り時間は3分でした。
【重複した捨てチケットの購入】怪しまれた入国審査
ニュージーランドでの入国審査ではハワイ行きとオーストラリア行き出国チケットを持っていたために怪しまれる結果になりました。ダミーのチケットとは説明しませんでしたが、観光で来たことを強調し、出国の意思を伝えたので大丈夫でした。
加えて貯金額について聞かれました。おそらく不法に働こうとしているかを疑われたのでしょう。正直に答えると入国審査を通過することができました。
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【捨てチケットの必要性】アメリカ入国時も出国チケットが必要
今回は最終手段でこの方法を教えてくれましたが、正規な方法ではないので入国の際には必ず出国チケットを併せて購入する必要があります。
自分はニュージーランド入国時のトラブルでしたが、同様にアメリカでも入国の際に出国チケットが必要です。アメリカで出会った日本人の旅人さんで同じようなトラブルに遭った方が何人かいました。
そのときの対応ではその場で「捨てチケット」を購入した方がほとんどでした。アメリカから1番安く行ける諸外国のチケットを購入して乗らないという方法です。
アメリカではその条件が厳しく、隣国であるカナダ、メキシコではそれが適用されません。
南米くらいまで離れた国ではないと有効ではないので、最安値チケットだとしても高額な捨てチケットになります。
そのほかはもう先に予定していた次の国へのチケットを購入したそうです。
世界一周旅行者はアメリカでの滞在期間を決めずに入国するケースが多いので、このトラブルは発生しやすいかと思われます。
ちなみにオーストラリアは厳しく規制はされていないようで、出国チケットなしの片道航空券でも観光ビザで最長3カ月間滞在できます。
これらのトラブルを避けるには情報が必要です。ネットで調べたり友人から聞いたり、旅行会社から聞いたりを方法は様々。このようなことが起こらないように自分の体験談をシェアさせていただきます。