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【宇和島城】アクセスと所要時間・入場料・観光の見どころ解説!

日本旅行記

愛媛県の西側に位置する宇和島は平安時代から続く歴史ある町です。

そしてその町の小高い丘の上に建つ宇和島城は藤堂高虎によって築城され、江戸時代以前からの天守が現存している12城のうちの一つとして大変貴重なお城です。

今回はその宇和島城の行き方と観光の見どころ、所要時間などをご紹介します。

【宇和島城】アクセス方法と駐車場

JR宇和島駅から歩いて10分、1㎞ほどの距離にあります。バスで行かれる方は「JR宇和島駅1番乗り場」から「南予文化会館前」もしくは「宇和島バスセンター」で降りましょう。所要時間3分・150円

車で来られる方は「藩老桑折氏武家長屋門」を目指しましょう。門の前に駐車場が併設されています。駐車料金は1時間100円。

カーナビなどで「宇和島城」を検索すると自動的にこの駐車場へと案内してくれます。
▶ 詳しくはこちらの公式HPをご覧ください。

【100名城】高知城と大洲城からの行き方

共に四国の100名城である高知城と大洲城から宇和島城への行き方です。

高知城からは車のみでの移動となります。およそ1時間半ほど。

大洲城からは車で40分ほど。電車は予讃線で1時間半ほどです。

四国移動はレンタカーがオススメ!

四国移動はレンタカー利用がオススメです。愛媛にある宇和島城や大洲城、松山城、今治城などの100名城や現存天守12天守を車で巡りましょう。

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3日間で四国100名城を巡ることもできます。参考ルートはこちらから

【知っておきたい】宇和島城と宇和島の歴史

【室町時代以前】藤原純友の統治と寝返り

平安時代、宇和島湾の西、約28kmの沖合に海賊の巣窟である「日振島(ひぶりしま)」がありました。

藤原北家の出身の藤原純友が伊予の国司として赴任すると「海賊追討と鎮撫(反乱などを鎮めること)」により、一定の功績を立て、都に戻ることを許されます。

しかし、その後、海賊行為が再燃し、鎮撫のために再び伊予に赴くと純友は自ら海賊活動を始めます。すると939年に純友は、京都で出世コースから外れた中級官人層を味方にし、西国に一大勢力を形成しました。

平将門の乱と藤原純友の乱

東の平将門と西の藤原純友が共同謀議をし、ともに反乱を起こします。

ですが関東で起こった平将門の乱で将門が平貞盛と藤原秀郷により討たれると、朝廷は西国に軍勢を向け始めることになります。

941年に純友は大宰府の占領を果たします朝廷軍の追討を受けて撃破され、純友は伊予に逃亡するも息子の重太丸とともに斬殺されました。(純友の乱)

その後、平氏追討で活躍した戦功により、源義経が朝廷より伊予守に任命されています。

【室町時代以降】侵略を受け続けた宇和島

室町時代に宇和郡は藤原北家傍流の伊予西園寺氏の公経が知行国守となりますが、
戦国時代には周辺諸大名による宇和島地方は侵略を受けます

伊予西園寺氏はこれらの勢力と敵対と同盟を繰り返して存続しますが、長宗我部元親の四国制覇の際に敗れて降伏します。

西園寺氏→長宗我部元親小早川隆景戸田勝隆→断絶へ

ですがその直後に豊臣秀吉の四国攻めにあい、元親は降伏、土佐一国を安堵され、伊予は小早川隆景の領土となります。

その後、小早川隆景は筑前・筑後に新たな領土を与えられて移封となり、同じく九州平定で戦功を立てた秀吉の家臣戸田勝隆伊予大洲10万石(実際は7万石)の領主となります。

ですが戸田は合戦には強いものの、殺人を平気で行う狂人だったとされ、たびたび起こる一揆そ鎮圧すると反徒の大量虐殺を行いました

1595年に狂死。戸田家は断絶します

【江戸時代以降】藤堂高虎による宇和島城築城

豊臣秀吉の家臣藤堂高虎が宇和郡7万石の領主として入り、6年を費やして宇和島城築城工事を行いました。1598年秀吉の死去直前から、藤堂高虎は徳川家康に接近し始めます。

藤堂高虎は家康の下で順調に出世を遂げ、 1600年の関ヶ原の戦いで功績を打ち立てると伊予今治藩20万石に加増移封され、これによって、高虎は新たな居城を今治城に定めて改築を行ました。

宇和島には高虎の従弟藤堂良勝が城代として置かれ、
藤堂高虎は1608年に伊勢津藩22万石の藩主として加増移封されます。

その後、 1608年に伊勢津藩5万石の藩主だった富田信高が徳川秀忠から宇和郡10万1,900石を与えられて板島丸串城主(宇和島城)として入り、宇和島藩が立藩します。

1614年伊達秀宗の入城【伊達家の時代へ 】

慶長1614年に伊達秀宗が徳川秀忠より伊予宇和島藩10万石を与えられ、 宇和島城に入城。秀忠より「西国の伊達、東国の伊達と相並ぶ」ように命じられます。以来伊達家代々の居城となりました。

宇和島藩は短期間で領主・藩主の交替が続いたために疲弊し、藩政は前途多難だったといわれています。

【宇和島城】観光の見どころと所要時間・天守閣入場料

標高80mの丘の上に建てられた宇和島城天守閣までの所要時間は10~15分ほど。天守閣内は20分ほどあれば回り切れると思います。

宇和島城観光には1時間程度を目安にしましょう。

藩老桑折氏武家長屋門と上り立ち門 【2つの登山口】

宇和島城の登山口は南北に2つあります。

かつては南登山口から天守に至るまでに7つの門がありましたが、現在残っているのは「上り(のぼり)立ち門(市指定文化財)」のみです。

「上り立ち門」は武家の正門とされる藥井門形式の門で、現存の薬医門では最大級の規模を誇るそうです。

「藩老桑折氏武家長屋門」は、宇和島市内では数少ない武家屋敷の建造物。宇和島駅から来る方、車で来る方はこの北側ゲートから登り始めます。

宇和島城への険しい登山道と石垣

宇和島城は300年以上もの間、火災を免れてきました。なので多彩な草木に覆われ、珍しい植物も多く見られ、石段には苔が広がっています。

深さ11mのこの井戸は岩盤から伝わってくる水を集めています。

石垣は丘の下から野面積み➡打ち込みはぎ➡天守閣周辺は切り込みはぎと使い分けられています。

野面積みの城壁。石垣に群生するユキノシタや石段に広がる苔などが美しい景観を見せてくれます。

【現存12天守】宇和島城の天守閣

現在の天守は1676年の城郭の大改修時に三重三階の層塔型天守へと建て替えたものです。

小さいように感じますが、天守台天端から鯱上端までの高さは松山城天守よりも高いそうです。

正面最上層には屋根唐破風があり、二層に大型の千鳥破風、その下に二つの千鳥破風、最下層玄関に大型の唐破風があります。

天守からの街並み。

計算されて造られた宇和島城は海に面しながらも丘の上に造られた面白い立地です。そしてその中にも様々な仕掛けが施され天守閣へ行くのも一苦労です。

伊達家最古の家紋「 竪三引両紋 」と「九曜紋」

入口にある大きな家紋は「 竪三引両紋(たてみつびきりょうもん)」といい、 伊達家の朝宗が源頼朝より拝領した「幕紋二引両」を、後代、「竪三引両」に改め、輪郭に入れて図案化し、定紋としたもの。

伊達家の家紋では最も古いものです。 その上にある家紋が「九曜紋」です。主に伊達政宗が使用していました。

【宇和島城】天守閣入場料金と100名城スタンプ

大人200円/中学生以下無料
郷土館は無料

100名城のスタンプは天守入口で押すことが出来るので忘れずに。

【宇和島城】天守閣内部

こちらの3体の鎧兜は左から豊臣秀吉、城主であった伊達秀宗、そして三日月は伊達政宗のもの。

天守閣内に武者走り以外には狭間、石落などの防御設備はありません。いづれの面も左右対称に造られた「武者窓」もみられます。 その上下には廻されている「長押(なげし)」

天守内に障子戸があるのは宇和島城が唯一です。

【藤堂高虎の設計】外郭は不等辺5角形

築城の名手と言われた藤堂高虎は宇和島城の外郭を不等辺5角形設計しました。

これには藤堂高虎の敵に攻められた時の工夫が見られます。当時、宇和島城は海に隣接しており、敵が来た場合、海から船に乗って逃げることができました。

もし堀が四角形であるならば逃げ道がわかってしまう。なので堀の形を五角形にして出来た2面が死角を作り、逃げ道をわからせないようにしたそうです。

宇和島の街並みを歩いていると迷ってしまうなんて話もあります。それも藤堂高虎が仕組んだ仕掛けだそう。

宇和島の歴史を踏まえて街並みを眺めると当時の様子や藤堂高虎が見ていた光景やら思い浮かぶと良いですね。

四国の100名城を制覇しよう!

藤堂高虎によって計画的に設計された宇和島城は現在でも当時の姿のまま残る「木造現存十二天守」の一つで非常に貴重なお城です。

車で来られる方は松山城方面から南下して「大洲城」も見ながら移動すると良さそうです。自分は高知城からレンタカーで移動し、松山城、今治城へ北上しました。

時間がある方は宇和島の町もゆっくり楽しみましょう。

四国を一周して100名城を巡るドライブコースはこちらの記事をどうぞ。

松山城の木造現存十二天守も藤堂高虎が築城した貴重なお城です。

▼レンタカーを借りてしまなみ海道をドライブしてみるのもオススメです。

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松山・道後温泉を巡るドライブコースはこちらの記事をどうぞ。