オーストラリアの各都市にはプロ野球チームの本拠地があり、夏の暖かい時期にペナントレースが開催されます。
オーストラリア第三の都市であるブリスベンに本拠地を構えるのがブリスベン・バンディッツ(Brisbane Bandits)。2010年に創設され、Newmarketにある球場を使用しています。
今回は、そんなブリスベン・バンディッツについて詳しく解説していきます。
【ブリスベン・バンディッツ】球団詳細情報
ブリスベンバンディッツ(Brisbane Bandits)は2010年に設立され、2018年度から始まった2リーグ制の現在、ノースイーストディビジョン(’Northeast’ division)に属しています。
設立当初はリーグ下位に沈むシーズンが続いたものの、2015-16シーズンより、球団史上初めてリーグ戦制覇、チャンピオンシップシリーズも制し、ABLチャンピオンへと輝きました。
以降、2016-17シーズンはリーグ戦3位に終わったもののチャンピオンシリーズを制し、2年連続でのABLチャンピオンに。2017-18シーズンには2度目のリーグ優勝を果たし、チャンピオンシップシリーズ三連覇を果たします。
ここ4年のうちでシリーズ優勝(3回)、リーグ優勝(2回)を果たすブリスベンバンディッツはオーストラリアリーグで強豪チームの一つです。
ブリスベンバンディッツの監督は元中日ドラゴンズ
ブリスベンバンディッツの監督であるデーブ・ニルソンは、2000年に中日ドラゴンズに所属していた選手です。現役時代のほとんどはメジャーリーグのミルウォーキー・ブルワーズで活躍していました。
現役当時はオーストラリア代表にも選出され、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC) では日本代表とも対戦しています。
出身地がブリスベンで、2010年のブリスベンバンディッツ創設時からコーチ・監督として関わっています。2018年にはオーストラリア代表監督に就任しました。
【ブリスベンバンディッツ】日本のプロ野球選手も所属
オーストラリアの野球シーズンは日本の冬にあたるため、日本のプロ野球選手がシーズンオフの時に実践練習かねて所属することがあります。日本では「若手の武者修行」と報道されたりします。
かつてブリスベンバンディッツに所属したことがある選手は以下です▼
- 今宮健太 選手(ソフトバンク)
- 福田秀平 選手(ソフトバンク~ロッテ)
- 牧原大成 選手(ソフトバンク)
- 中村晃 選手(ソフトバンク)
- 山下斐紹 選手(楽天~ソフトバンク~中日 )
- 杉谷拳士(日本ハム)
ブリスベンバンディッツには、主にソフトバンクホークスの選手が多く所属していました。時期は2011年から2012年に集中しています。2017年度には日本ハムファイターズの杉谷拳士選手が所属していました。
その他、▶所属していた選手一覧
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【ブリスベンバンディッツ】他球団より応援が熱い!
ブリスベンバンディッツは、ほかのチームに比べて特に応援が盛り上がっているそうです。
本拠地球場は席数こそ多くないものの、内野席は毎回ほぼ満席で、バックミュージックがかかり、うまく観客を盛り上げてくれる印象です。
日本のような足並み揃えて応援するスタイルではなく、アメリカに近いです。近年では台湾の選手が所属したことから台湾人の応援団も駆け付けています。
試合後は恒例のファンサービス
ブリスベンの野球場は日本で言う市民球場ほどの大きさなので、手を伸ばせばハイタッチできるくらい選手との距離が近いです。
試合後には外野グランドに選手が集まってファンサービスが行われ、お客さんは選手とお話しすることができます。写真撮影やサインももちろんオッケーです。この距離感は日本では味わえません。
オーストラリアのプロ野球シーズン
オーストラリアのプロ野球は、11月~1月の短いシーズンで開催されます。試合数は全40試合。本拠地での試合少ないので1回逃すと次は2~3週間後になります。
試合日程は事前にチェックしておきましょう。
公式HP▶ https://brisbanebandits.com.au/
オーストラリアの野球レベル
オーストラリアの野球レベルは、国際大会で日本代表と試合しても大敗するほどのレベル差はありません。オーストラリア人の持ち前のパワーと、身体能力の高さで技術面は大きくカバーされているようです。
オーストラリアでも日本のような見ごたえのある野球を見ることができます。さらには、日本よりも近い距離で選手に接することができるのでぜひ観戦に訪れてみてください。
▼ブリスベンバンディッツの球場への行き方についてはこちらの記事をどうぞ。
▼オーストラリアのプロ野球チームとリーグ制について詳細はこちらの記事をどうぞ。