トロントの基本情報!歴史・気候・公用語・チップ・移民
北米有数の世界都市であるトロント(Toronto)は、2011年の統計で人口およそ260万人。
都市圏人口は590万人と北米ではニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴに次ぐ4番目の大都市であったそう。
カナダ経済の商都であり、産業基盤が発達しています。世界14位の都市と評価されました。
移民を多く受け入れてきたトロントは国際色豊か。
世界で住みやすい都市ランキングの常連で、犯罪発生率は低く、街は清潔で、人々の生活水準も高いです。
将来性のある大都市としても評価されています。
ですが、カナダ国内で最も生活費が高い都市でもあります。
トロントの歴史、移民の流入
トロントはカナダの代表的な移民先となり、急速に発展を見せました。
すでに滞在していたのはスコットランド人とイギリス人。
その後、1846年から1849年にアイルランドで起きたジャガイモ飢饉により、カトリック系のアイルランド人が多く移り住みます。
19世紀中頃、トロントでは急速に産業化が進みます。
長距離鉄道が建設され、劇的な数の人口流入と商業の発展が見られるようになりました。
トロント大火が1904年に起こり、市街地の大部分が焼失、すぐに再建されますが、この火災で1,000万カナダドル以上の被害を受けました。
19世紀後半から20世紀初頭にかけてドイツ人やイタリア人、ユダヤ人を中心に新しい民族グループの移民が見られるようになります。
この後、中国人やロシア人、ポーランド人のほか、東ヨーロッパ諸国からの移民が移り住みます。
1920年代にトロントの人口と経済力は、さらに急成長していき、1934年には、トロント証券取引所が国内最大の証券取引所となります。
戦後はヨーロッパからの難民が流入し、1960年代後半に人種別移民受入政策が撤廃されて以来、世界中からの移民が増えると、1971年には人口200万人を突破します。
1980年代にはトロントの人口はカナダ最大となり、カナダ経済最大の拠点となりました。
トロントの気候
カナダ北部やアメリカ北西部の内陸と比べると温暖なトロント。
夏のトロントは湿度が高く日中の気温が 35℃を超えることもあります。
春と秋は穏やかで涼しい気温。
トロントの冬はときおり最高気温が −10℃以下に下がることがあり、冷えた風の影響で体感温度がさらに寒くなることがよくあります。
トロントの移民の割合
トロント人口は273万人。
イギリス人、スコットランド人、アイルランド人、イタリア人、フランス人などの白人が半数を占め、インド系、スリランカ系、パキスタン系が15%、中国系が10%でアジア勢が1/4を占める。
中国系の移民はサンフランシスコ・ロサンゼルス・ニューヨーク・バンクーバーと並ぶ一大拠点となっています。
現在でも、アジアを中心に多くの移民を受け入れており、数年後には白人は少数派になると推測されています。
トロントの公用語、フランス語との関係
カナダでは英語とフランス語の規定されています。トロントでは第一言語は英語。
モントリオールのあるケベック州まで行くと第一言語がフランス語に代わり、標識から案内もすべてフランス語に代わります。
いきなり何も読めない、違う国に来たみたいな感覚になります。
17世紀にカナダが発見され、英国とフランスが入植します。
英仏は宿命のライバル。
後の7年戦争にフランスは敗北し、ほとんどの植民地が英国に割譲されましたが、ケベック州はフランス領として残りました。
その後カナダは統一されますが、ケベックはフランス色が強く残り、独立運動や独立を求めるテロもあったそうです。
チップの支払いは必要か?
基本的にはお店のサービスに満足した場合、15%~20%のチップを支払います。
レストランによってはあらかじめ含まれているので確認してください。
ファーストフード店や店内サービスのないお店では支払う必要はありません。
日本人にはなれないチップの文化、アメリカ、カナダでは色濃く残っていますが、廃止しようという動きもあるみたいです。
ちなみにチップの計算は消費税を抜いた価格から計算するようにしましょう。
税込み価格では割高になってしまします。
トロント旅行の名所・見どころは?必要観光日数?
トロントの市街地はいくつかのエリアに分かれており、各エリアに特色があります。
真ん中下の水色の四角がトロントのユニオンステーションで中央駅です。
長距離電車で来られた方はまずこの駅に着きます。
緑色の四角はトロント市庁舎と旧市庁舎、トロント・イートン・センター です。
City Centreエリア
トロントの市庁舎
そこから広がる赤色で囲まれた場所はCity Centreエリア。
市内でも最も活気のあるエリアです。この中におおよその観光スポットが入っています。
トロント市庁舎は斬新なデザインで映画の撮影でも使われることがあるそう。
市庁舎前にはネイサン・フィリップス広場があり、イベントもときどき行われます。
前にある池は、冬には人気のスケートリンクへと変わります。
トロント・イートン・センター
市庁舎の隣には大型のショッピングモールのトロント・イートン・センターがあります。
CNタワー
ユニオンステーションの隣には最も有名なランドマークであるCNタワーがあります。
かつては世界最高であった553 mの高さを誇り、上には展望台からトロントの景色を一望できます。
ロジャースセンター球場
タワーのとなりにはロジャースセンター球場があり、トロント・ブルージェイズやトロント・アルゴノーツの本拠地になっています。
ブルージェイズは野球の川崎宗則選手がかつて所属していました。
そのほかチャイナタウンやヒッピーの集まるケンジントン・マーケットもこのエリアにあります。
Financial districtはビジネス街。
Entertainment districtは夜の街としても盛り上がります。
ホッケーの殿堂
ホッケーの殿堂もこのエリアにあります。
Old townエリア
地図上青色で囲まれたのがOld Town。
トロントが生まれたのはこのエリアです。
その中でオレンジで囲まれた場所はSt.Lawrence Market。
200年以上の歴史あるマーケットで生鮮食品や良質な食材が売られています。
Distillery Historic Districtは石畳が敷かれ、煉瓦造りの建物が集まる街。広大な敷地には、ビクトリア時代の産業建築物が40棟以上残っています。
Mid townエリア
地図黄色で仕切られた上部のエリアはミッドタウンと呼ばれ、トロント大学や高級レストラン街、コリアンタウンなども集まっています。
Waterfront & Toronto islands
地図下にあるこのエリアはオンタリオ湖に面しており、公園やショッピング、レストランが立ち並ぶ憩い場所。
都市とビーチを満喫できます。自転車をレンタルしてトロントアイランドを横断することもできます。
島々へはフェリーでアクセスができ、市民公園やセンタービル児童遊園地などがあります。
Dan Valleyエリア
緑豊かなこのエリアは歴史あるCabbage townがあり、小さな個人店や多国籍レストランが立ち並びます。
植物園でトロントの四季を感じることもできます。
カナダ・トロント観光は必要日数は最短2日!
カナダ・トロントの観光に2日ほど日数があれば必要な名所を回れて、満足の行く旅行になると思います。
行きたいところをしぼれば1日も出来なくはないです。
ゆとりをもって観光日数は3日ほどあるといいと思います。
観光モデルコースはダウンタウンとオールドタウンに分けて紹介しています↓↓
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トロントの近くにはナイアガラの滝があり、日帰りやもしくは一泊で遊びにも行けます。
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宿もこのホステルは安くてオススメです。
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トロントに滞在しているならばモントリオール方面へ観光するのも楽しいと思います。
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陸路でデトロイトやシカゴも行ける立地なのでここを拠点にアメリカ・カナダを遊びつくしましょう!