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シアトルの国宝「パナマホテル」とは?ホテル内の歴史展示と店内カフェ解説

アメリカ大陸横断旅行

シアトルのパナマホテルは、1910年に完成以降、日系移民を多く受け入れていたホテルです。

完成から100年以上過ぎた現在でも営業を続けており、その建物には戦争当時の遺産が残ることからシアトルの国宝に指定されています。

パナマホテルの見どころは、戦時中に日本人宿泊客が残していった所持品です。今の日本でも見れない貴重な品ばかりで、戦争の混乱のなか、パナマホテルで起こった出来事を現代に伝えてくれます。

パナマホテルは、宿泊しなくとも店内のカフェで当時の写真や展示を見ることができます。

シアトル観光の際には、パナマホテルのカフェでコーヒーを飲みながら見学しましょう。

今回は、そのシアトルの国宝「パナマホテル」への行き方と歴史展示、店内カフェについてご紹介します。

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シアトルの国宝「パナマホテル」と日本人の歴史

【シアトル日本人街】パナマホテルへの行き方

シアトルのパナマホテルは、キングストリート駅から歩いて5分ほどの場所にあります。

このエリアは、「インターナショナル・ディストリクト」や「チャイナタウン」などと呼ばれるシアトルの観光スポットで、アジア系の飲食店や食料品店が立ち並んでいます。

かつては、日本人街であったのですが、戦後の混乱と共に日本人が減少したことによって風景が変わってきたようです。

シアトル開拓の歴史と日本人の移住

パナマホテルを紹介する前に、シアトルと日本の長い歴史について簡単にご紹介します。

アメリカ先住民が暮らしていたシアトルを開拓したのは、160年ほど前のことです。

パイオニアスクエアを拠点に街づくりをはじめ、1880年代からグレートノーザン鉄道をシカゴにつなぎ、アジア市場進出として日本~シアトル間の航路を確立しました。

その時期に日本人が多く移り住み、シアトルは北米最大規模の日本人町になりました。

ちなみに、日本~シアトル間の航路を走っていた貨客船が、横浜にある日本郵船氷川丸です。

また、この時期に中国人を排除する動きがあり、多くはサンフランシスコに移り住んだため、日本人が代わりに定住できたといわれています。

シアトル「パナマホテル」の歴史と日本人

パナマホテルは1910年に完成し、日系移民を多く受け入れて日本人街を象徴するホテルとなりました。

ですが太平洋戦争が始まり、日本の真珠湾攻撃の後にアメリカ国内で日系人の強制収容が始まります。

突然の移動をせまられた日本人は、パナマホテルのオーナーに持ち切れない所持品を地下に置いておけないかとお願いしたそうです。

オーナーは快諾し、日本人宿泊客は荷物を置いてシアトルを出ていくことになりました。

やがて戦争は終わりますが、日本人は日本人街に戻っても人種差別に遭うなどして居場所がなくなり、帰国したり、郊外に散らばっていきます。

そして、預けられた荷物はほとんどが引き取り手がないまま、1950年にパナマホテルは閉館しました。

その後、1985年にこのパナマホテルをジャンジョンソン氏が購入して営業再開。同時に地下に眠る日系人の荷物も一緒に譲り受け、2006年に国定歴史建造物に指定、2015年に国宝に指定されました。

シアトル「パナマホテル」が題材の恋愛小説

パナマホテルは、この史実をもとにしてアメリカで2009年に書籍化されています。ジェイミー・フォード著。

小説「あの日、パナマホテルで」は、中華系二世のヘンリーと日系二世のケイコとの、戦争に引き裂かれた悲恋の物語です。

ノンフィクション作品ではないですが、当時の第二次世界大戦中のシアトルの様子、人種差別と日本人などがリアルに描かれています。

▼こちらの動画では著者ジェイミー・フォードが、当時の写真を交えてパナマホテルと作品のお話をしています。

Hotel on the Corner of Bitter and Sweet by Jamie Ford
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【シアトル日本人街】国宝パナマホテルの歴史展示・店内カフェ紹介

ここまでは、シアトルとパナマホテルの歴史、日本人との関係について解説してきました。

ここからは、実際にシアトルのパナマホテルに行って展示物を見学し、店内カフェでコーヒーを飲んだときの様子をご紹介します。

【シアトル】パナマホテルの外観とディスプレイ展示

シアトルのパナマホテル。質素な外観なので初めて行った方は見逃してしまうかもしれません。パナマホテルの看板が目印です。

置いていった人形たち。ちょっと怖いですね。

パナマホテルの外観ディスプレイには日本人形がたくさん飾られています。これらはすべて当時の日本人宿泊客が置いていったものです。

日本人形は、当時の日本人がシアトルへ移住してくる際に、日本に残してきた人たちの思いも込めて持ってきていたのだそうです。

ショーウィンドウに展示物があります。

当時の写真と生活用品。

【シアトル】パナマホテルの店内カフェ

パナマホテルは現在も営業しており、一階はカフェとして一般の方にも開放されています。

カフェラテを注文しました。

【シアトル】パナマホテル店内の展示物

パナマホテル店内は博物館のように展示物が並んでおり、自由に見学することが出来ます。

コーヒーを飲まずに展示物だけを見に来る方もいました。

展示物は当時の新聞の切り抜きや昔の資料などがあり、残された日本の品々に当時の歴史を感じることができます。

これは当時のシアトルの新聞です。同一紙に日本語と英語が書かれています。

当時のシアトルの日本人町の様子。

シアトルの日本人町は区画されており、日本人の建物も多かったみたいです。現在でもパナマホテルの周辺には日本人が建てた建物が残っています。

この写真は、当時の日本人が残していった所持品の入ったスーツケースなどが置かれた地下室です。

この地下室は当時のまま残っており、一階から透明ガラスで見学することができます。

【パナマホテル店内展示】当時のレコードプレーヤー

パナマホテルのカフェには、当時使われていたレコードプレーヤーが置いてあり、自由に使うことができました。

このとき、初めてレコードプレーヤーというものを扱いました。レコード世代ではない自分には良い経験です。

パナマホテルに置いてあるレコードがこちら。時代を感じさせるレコードです。これらがアメリカのシアトルで見れるとは思いませんでした。

【シアトル】パナマホテルの宿泊料金と詳細

シアトルのパナマホテルは、現在も営業しています。

100年以上前に建てられたパナマホテルは、古さを感じるもののその歴史を知って宿泊すればそれが趣へと変わるはずです。

パナマホテル宿泊に関する詳細と宿泊料金はこちらをどうぞ。

パナマホテル詳細と宿泊料金

シアトル観光の際は、このパナマホテルに宿泊してかつての日本人町の雰囲気を感じてみてください。

今回は以上です。シアトル観光の参考になれば幸いです。

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よっち

海外生活8年間・世界41ヶ国周遊・日本縦断などの経験をもとに旅行の楽しみ方をシェアするブログです。
海外はオーストラリアとドイツで仕事をしながら英語を習得。現地ではカメラマンとしても活動していました。
現在は日本で生活し、国内旅行を楽しんでいます。
Instagramでは世界を旅した絶景写真を投稿しています。

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