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【エリス島移民博物館】行き方と観光の見どころ・入場料金解説

アメリカ
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かつて「アメリカ合衆国移民局」が置かれていたエリス島。1892年から1954年まで、60年あまりの間に約1200万人から1700万人もの「ヨーロッパ移民」が、このエリス島の移民局を通過してアメリカへ入国したといわれています。

当時、入国できた人からは『希望の島』、入国拒否された人からは『嘆きの島』という言葉も生まれました。

閉局後は数十年の間、建物は手つかずに放置されていましたが、当時の移民局の様子やアメリカの歴史について知ることができる移民博物館へと生まれ変わりました。

今回は、そんなエリス島移民博物館の展示の見どころをご紹介します。

「自由の女神」上陸チケット購入方法はこちらの記事をどうぞ。

エリス島移民博物館への行き方

エリス島移民博物館まではマンハッタンのバッテリーパークから、”自由の女神”のあるリバティ島へ上陸するフェリーに乗り、移民博物館のあるエリス島へ行くことができます。

リバティー州公園からも同様のフェリーが運航しています。

チケットは事前に予約する必要があり、公式ホームページ(英語)から、もしくは、”kkday”の自由の女神&エリス島フェリーから購入可能です。

そのほかのサイトでは、上陸せずにフェリーから眺めるだけのクルーズツアーもあるので注意してください。自由の女神クルーズ公式ホームページ

【エリス島移民博物館】入場料金

エリス島移民博物館の入場料金は、自由の女神のあるリバティ島へ行くフェリーチケットに含まれています。

リバティ島クルーズチケット料金は以下の通り。日本語音声ガイドも料金に含まれています。なお4歳未満は無料です。

子供4-12歳大人13歳以上シニア62歳以上
フェリーチケット$12.00$24.00$18.00
自由の女神台座(PEDESTAL)$12.30$24.30$18.30
自由の女神王冠(CROWN)$12.30$24.30$18.30

【エリス島移民博物館】観光の見どころ

エリス島移民博物館の入口に無料音声ガイドがあるので必ずレンタルしましょう。日本語でエリス島の歴史を解説してくれます。

【移民局】移民の待機場所と入国審査

最初に見える大広間は当時の移民の待機場所で、多い時には5000人もの移民がここで待機していたそうです。そして中央の3か所設置されたテーブルにて入国審査が行われていました。

音声ガイドに従って当時の移民と同じ順序で展示を見ていきましょう。まずはアメリカゲートへ進みます。

到着ゲート〜入国審査〜両替所

入国審査を通過した人はアメリカ本土に上陸する前に健康診断や登録、身元を確認などが行われます。
ここで病気を発見した場合は隔離、もしくは入国が拒否されました。

実際、この場で入国拒否されるのは2%程度だったようですが、100人に2人と考えると少なくない数字です。家族で渡米して、祖母だけが移民局で入国を拒否され、そこで永遠の別れとなった方もいたそうです。

入国審査ではアメリカに入国してから働くまでの間、生活できるお金を所持しているかも審査の対象となっていました。

自国から持ち寄った現金をこの両替所でアメリカ通貨に換金します。入国の様子は日本語音声ガイドで説明してくれるので当時の様子がよく理解できました。

アメリカへの移民の割合

当時のヨーロッパ情勢が関連して、多くのヨーロッパ人がアメリカに流れてきました。移民の割合などパネルを使って丁寧に解説しています。

移民はヨーロッパ北部や東欧からも多かったようです。アイルランドは当時の飢饉の影響で食べていくことができず、逃げ出すようにアメリカに移住してきた歴史があります。

上部に書かれている「エイリアンアライバル(Alien arrivals)」というのは移民のことです。ほとんどの移民がまずニューヨークに来ていたことがわかります。

ニューヨークからアメリカ各地へ向かう長距離列車やバスのチラシです。多くの移民はアメリカの親戚や知り合いを頼って渡米しています。入国後はニューヨークにとどまらず、すぐに各地へ移動していきました。

シカゴ行きの列車の広告。

また、当時のアメリカでは移民が増えたことによって国民からの反発が起きていました。以下はその移民を揶揄している風刺画です。

写真上の風刺画は貴族が移民の立ち入りを拒否しています。ですが、影を見るとかつては彼らも移民であったときの姿をしています。

アメリカはもともと移民で形成された国家であり、先祖をたどればほとんどがヨーロッパなどからの移民です。

長い年月が経つにつれ、アメリカで生まれ育った人はアメリカ人としてのアイデンティティが芽生えていき、新しい移民に対しては強い反発心を持っていました。

現存する当時の移民局の設備

当時、移民局で使われていた道具が集められて展示されています。

閉局後は一時期、手つかずのまま放置されていたそう。この展示はその当時のままなのかもしれません。

当時使われていた机とタイピング。ここで事務処理を行っていたのでしょう。

医療用のベッド。奥には松葉杖があります。当時、エリス島内には病院を併設されており、感染者などの移民を外に出さずに対応していました。

【エリス島移民博物館】アメリカの歴史に関する展示

エリス島移民博物館には、エリス島に関する展示の他に、「1550年~1890年代のアメリカの歴史」や「現代の移民の割合」などもあり、見どころは豊富です。

アメリカはもともとヨーロッパ人がアメリカに入植し、開拓していった歴史があります。そして当時住んでいたアメリカ先住民(インディアン)は追いやられ、白人文化が定着していきました。

アメリカ人にとって、そのころの歴史は語りたくない話かと思いますが、エリス島移民博物館の展示で理解を深めることができます。

自由の女神と共にエリス島移民博物館もまたオススメの観光スポットですので、時間をかけて見学してみてください。

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