海外で安い料金で宿泊できるユースホステル(バックパッカーズホステル)は低予算で旅行を楽しみたい方にとって嬉しい宿ですね。
安い料金の理由はドミトリーと呼ばれる相部屋とキッチン、バスルーム、リビングなどをすべてほかのお客さんと共同で利用するためです。
そしてドミトリー部屋は4人から12人程度の人数が2段ベッドのある一部屋に泊まります。自分は世界40ヵ国を旅して、ほとんどの宿がドミトリー部屋のホステルです。共同部屋はさまざまな出会いもありますがハプニングもあります。
今回はそんなドミトリー部屋で心配な貴重品管理について自分が体験した盗難事件と注意点、オススメの保管方法をご紹介します。
【ドミトリーでの盗難事件】海外バックパッカーが遭遇した体験談
【貴重品盗難事件その1】パソコン
カナダ・トロントにあるホステルに宿泊。
8人のドミトリー部屋に鍵はなくドアは開けっ放し。そんな中、自分はパソコンをベッドの上、枕の下に挟んで観光に出かけてしまい、帰るとパソコンは盗まれていました。
長いことバックパッカー生活をしているとだんだんとドミトリー宿に慣れてきて危機管理能力が薄れてきます。
長旅で疲れており、気が緩んだ時に起こった事件。
皆さんもお気をつけくださいw
宿のオーナーや警察にまで行きましたがほとんど相手にされません。結局は「自己管理」です。
▼パソコンを盗まれた事件について詳細はこちらをご覧ください。
【貴重品盗難事件その2】財布
カナダ・モントリオールにあるホステルで配布が盗まれた事件。この話はある韓国人の宿泊客が被害にあったお話です。
彼は鍵のついた8人部屋のドミトリーに宿泊し、朝食を食べにキッチンへ行きました。貴重品は備え付けのロッカー(靴が入る程度の大きさ)に財布を入れていたそうです。
朝食を食べ終えて部屋に戻るとそのロッカーが開けられて財布が盗まれていました。実はそのロッカーだけよく見ると壊れていてしっかり鍵がかかっていませんでした。
ルームメイトに話を聞いてみるとその時間帯には誰も部屋にいなかったので犯人はおそらく外部(ルームメイト以外)から侵入した人となり事件は迷宮入りとなりました。
古い建物でドアをしっかり閉めないとロックがかからないのも原因ですが、朝の時間はシャワーを浴びたり洗面台を使う人、トイレを使う人の行き来が多いのでドアをこまめに閉めないことはよくあります。
この辺はバックパッカーズホステルの「あるある」なのでドアが閉まっていなくても納得は出来ます。
おそらく犯人はこの宿について詳しい人でロッカーが壊れていることを知っている人。宿の人かもしれないし、長期滞在者かもしれません。もしくは同じ部屋の住人かもしれません。こうなってしまっては見つけられないのでほんとに自己管理です。
【注意】盗難が起きてもホステル側はさほど協力してくれない
今回の事件のいきさつを宿側に話しても結局は自己管理。ロッカーが壊れていてもそこに入れたあなたが悪いという説明で終わりました。
パソコンの事件も同様にお客さんの中で犯人探しをするわけにもいかず、被害者が泣き寝入りになります。
なんとも納得しがたい話ですが、「それならこんな安いとこ来ないでしっかりしたところ行けよ!」ということです。
それでも宿側は何もしないわけではなく最大限の協力はしてくれます。でも宿泊客の手荷物検査を1人1人するわけにもいきません。
結局本人がどうにかするしかありません。
貴重品は自己管理!気をつけるべき収納方法
ドミトリーのホステルでの貴重品管理方法は「ロッカー」に必ずしまうことです。
ホステルに必ずロッカーはあるので自分で小型の南京錠を用意して利用します。
ロッカーは宿によってサイズの違いがあり、スーツケースごと入るサイズから靴が入るサイズまでとさまざま。小さなロッカーしかない場合はスーツケースに鍵をかけて保管するしかありません。
大型のバックパックで旅をされている方は貴重品はロッカーに入れるしかありませんが、あまりにも小さくてパソコンも入らない場合は宿の受付に預かってもらうと良いでしょう。
事前知識と注意力があれば回避可能!海外経験は大事!
トラブルは事前にいろいろなケースを頭に入れ、知識として蓄えておけばいざとなったときに回避できます。
▼以前自分はドイツでスリに遭いかけた時に友人から聞いていたのでトラブル回避へとつながりました。
今はネットを探せば様々な情報を見ることができるので予備知識を蓄えておいてください。
あまり見すぎると怖くなって海外に行けなくなるのでそれも注意してくださいw何か盗まれてもそれはそれで良い経験としていつか笑い話になります。
自分がパソコンを盗まれた時も「命があって良かったね」とみんなが励ましてくれましたw
トラブルには会わないに越したことはないです。でもちょっとした気の緩みで巻き込まれかねないので充分な注意とともに旅行を楽しんでくださいね!
▼その他、海外で体験した街中・ホステルでのスリ・盗難被害や入国審査など様々なトラブルをまとめました。事前知識として頭に入れておけば現地でのトラブル回避につながります。