自由の女神は、アメリカ合衆国の独立100周年を記念して1886年に建てられました。独立運動を支援したフランス人の募金によって贈呈されたもので、現在ではアメリカ合衆国の自由と民主主義の象徴であり、ニューヨークの人気観光スポットの一つです。
今回は、そんな自由の女神への行き方、フェリーチケット予約方法、観光の注意点などを解説していきます。
自由の女神はどこにある?
自由の女神は、マンハッタンの南端から約2㎞離れた場所、ニューヨーク湾のリバティ島(Liberty Island)という小さな島にあります。
バッテリーパークや、リバティ州立公園から眺めることができますが、遠くにあるのでとても小さいですし、銅像は南東の方角を向いているので正面から見ることができません。
なので、「自由の女神」を間近で見学するにはリバティ島へ上陸するか、クルーズツアーに参加する必要があります。
一般的な観光では、リバティ島にフェリーで上陸し、自由の女神の台座まで登ってみたり、チケットを早めに予約をすれば自由の女神の王冠まで登ることもできます。
【自由の女神】リバティ島フェリーチケット購入方法
リバティ島に上陸するフェリーは、マンハッタンのバッテリーパークとリバティー州公園から運航しています。どちらもリバティ島とともに、移民博物館のあるエリス島にも立ち寄ります。
チケットは事前に予約する必要があり、公式ホームページ(英語)から、もしくは、”kkday”の自由の女神&エリス島フェリーから購入可能です。
そのほかのサイトでは、上陸せずにフェリーから眺めるだけのクルーズツアーもあるので注意してください。▶自由の女神クルーズ公式ホームページ
また、自由の女神へのフェリーはニューヨークシティパス(New York CityPASS)にも含まれています。ニューヨークの5つの人気観光地に割引価格で入場できるシティパスで、個別で買うより40%以上もお得です。
リバティ島フェリーチケット料金
リバティ島へのフェリーチケット料金は以下の通りです。(バッテリーパーク発)
✅リバティ島へのフェリーチケット料金
子供4-12歳 | 大人13歳以上 | シニア62歳以上 | |
フェリーチケット | $12.00 | $24.00 | $18.00 |
自由の女神台座(PEDESTAL) | $12.30 | $24.30 | $18.30 |
自由の女神王冠(CROWN) | $12.30 | $24.30 | $18.30 |
フェリーチケットには、自由の女神の台座(ペデスタル)に登れるチケットと、王冠(クラウン)に登れるチケットがあります。
王冠(クラウン)までのチケットは人気があるので、4〜6か月以上前から予約する必要があるかもしれません。
日本語観光ツアー
英語が不安な方は、自由の女神を含めた日本語対応観光ツアーが便利です。ニューヨーク1日市内観光なら主要な観光名所を短時間で巡ることができます。
自由の女神を含めた主な観光ツアーは以下があります。
日本語対応ではないですが、kkday主催のニューヨーク1日ツアー:自由の女神像&エンパイア・ステート・ビルディングもあります。
ニューヨークの観光モデルコースは以下の記事で解説しています。
【バッテリーパーク】フェリー乗り場への行き方
バッテリーパークの最寄り駅はBowling Green駅です。地下鉄の緑色のラインで、その隣のWhitehall St South Ferry駅からも近いです。
【バッテリーパーク】フェリーチケット引き換え所
ネットで予約した方は、バッテリーパーク内のこちらの建物で紙チケットに交換する必要があります。窓口で送られてきたEメールを提示し、購入画面を見せましょう。
購入したフェリーチケットに、予定しているフェリーの乗車時刻が記載されていますが、厳しい規定はないので早めに訪れましょう。
【バッテリーパーク】公園内での悪質な勧誘
バッテリーパーク周辺では、「フェリーチケットを見せなさい」とか「チケットがない人はここ(バッテリーパーク)に入れないよ」、「自分たちはオフィシャルスタッフ(公式認定スタッフ)だよ」と話しかけてくる人がいます。
この人たちはリバティ島へ上陸するフェリーとは別のフェリーの勧誘です。チケットを事前予約していない人を自分のフェリー会社に誘導しているようです。
フェリー公式サイト以外から購入すると、リバティ島には上陸できないので注意してください。なお、バッテリーパークは普通の公園なので誰でも入れますし、当日チケットは先ほど紹介した建物で購入できます。
相手から話しかけてくる案件に良いことはないので気をつけてください。
フェリー乗り場の長蛇の列
フェリー乗り場は長蛇の列が続いています。ピークシーズンには数時間かかることもあります。先ほどの交換所でチケットを入手した後は早めにこちらの列に並びましょう。
【自由の女神】持ち込み禁止物
フェリー乗船前に手荷物検査が行われます。このときに禁止されている品物を持ち込むと没収されるので注意してください。
▼持ち込み禁止アイテムは以下です。
- すべての火器、危険な品物、武器になりうるもの
- ドローンなどの無人航空機システム(UAS)
- 大きな荷物。スーツケース、機内持ち込み手荷物
- 人の身元を隠すように設計されたフェイスマスクや衣装
- すべての水性・油性マーカー
【リバティ島】フェリーから見る自由の女神
ではフェリーに乗ってリバティ島へ向かいます。
行った時期は雪が降るほどの寒さでしたが、2階席から「ニューヨークのビル群」と「自由の女神」を眺められるので人気があります。
【リバティ島】無料日本語音声ガイド
リバティ島のフェリー乗り場から少し歩いたところに、「無料日本語音声ガイド」の貸し出しサービスがあるので利用しましょう。
これはフェリーチケット料金に含まれている無料のサービスです。
有線のイヤホンを持参するとハンズフリーで音声ガイドを聞くことができます。
音声ガイドは指定された番号を押すとその場所にちなんだエピソードや解説を聞くことができます。
【自由の女神】観光所要時間とエリス島移民博物館
リバティ島での滞在時間は1~2時間ほど。お土産屋さんや軽食が食べられるレストランも併設されています。フェリーの時間も合わせると3時間ほどを見積もっておくと良さそうです。
さらに、リバティ島へのフェリーチケットにはエリス島の移民博物館の入場料金も含まれています。
エリス島は、かつて「アメリカ合衆国移民局」が置かれていた島で、当時の移民局の様子やアメリカの歴史について知ることができます。
見どころが多いのでじっくり見学してしましょう。所要時間は2時間ほど。個人的にはニューヨーク観光の際に非常に楽しめた観光スポットの一つです。自由の女神との観光と合わせて半日かかります。
▼エリス島移民博物館の見どころはこちらの記事で詳しく解説しています。
【自由の女神フェリーチケット予約方法】まとめ
今回は自由の女神への行き方、フェリーチケット予約方法などを解説してきました。
先にも述べましたが、チケット購入は必ず公式サイトから予約をしましょう。リバティ島へ上陸できるのは公式サイトから予約したフェリーのみです。
外国人観光客を狙った悪いフェリー会社も多いので注意してください。今回は以上です。