ニューヨーク、ロサンゼルスに次ぎ271万人の人口を持つシカゴはアメリカの都市としても同3位の大都市です。
1900年代中盤まで、アメリカ国内における鉄道、航空、海運の拠点として、また工業地帯の中心として発展しました。
スポーツが盛んな街でも有名でバスケ、野球、ラグビー、アイスホッケー、フットボールなどシカゴが本拠地のチームがいくつかあります。
今回はそのシカゴの観光名所と2日で巡る観光のモデルルートをご紹介します。
【シカゴ】観光日数とモデルコース・オススメ人気スポット紹介
シカゴの観光エリア
シカゴの観光エリアは大まかに「Magnificent Mile マグニフィセント マイル(上部)」と「ループエリア(下部)」の2つのブロックに分かれています。
「マグニフィセントマイル」はシカゴの高級商業地区で、高級ホテルやショップ、デパートが立ち並びます。摩天楼を見渡せるジョン ハンコック センターの展望台「360 CHICAGO」もこの場所にあります。
「ループエリア」はビジネスの中心地で摩天楼の建築物が立ち並びます。
シカゴ観光の見どころ
シカゴの主な観光スポットは美術館と博物館めぐりです。主要なところだけでも7つほどあり、特に「シカゴ美術館」はアメリカの3大美術館のひとつです。
▶ 人気スポットの入場券がまとまっているシカゴシティパスは便利です。5つの美術館と博物館の優先入場券が付いてきます。
その他、ミシガン湖沿いに位置するグラントパークやアトラクション施設が充実し子供も楽しめるネイビーピア、夜にはタワービルの展望デッキから摩天楼の絶景が楽しめます。
スポーツも盛んなシカゴは日本でも人気のバスケットボールや野球チームが本拠地を構えます。
個人的にはダルビッシュ有投手が所属する「シカゴカブス」は見に行きたいです。
さらにシカゴはブルースやジャズなどのナイトスポットが数多くある街で、ジャズ界の偉人も数多く輩出しています。初めてで行きにくいという方はツアーで行かれると良いかもしれません。
▶ シカゴ ブルースと夜景鑑賞のナイトツアー<360°シカゴ入場付/日本語ガイド>
シカゴ観光必要日数
シカゴ観光に少なくとも2日は必要です。街を歩いて巡るだけで1日、そしてスポーツ観戦や各美術館を巡るとさらにもう1日か2日ほしいところです。
▼時間のない方はツアーに参加して見どころを押さえるといいかもしれません。
シカゴ観光モデルルート
続いてシカゴ観光のモデルルートを観光日数2日の設定で考えてみました。
シカゴ観光1日目は「ループエリア」を中心に観光し、グラントパークを巡りながら「フィールド博物館」と「シカゴ美術館」を見学します。
途中、ルート66のスタート地点もあるのでそちらもぜひ押さえておいてください。
そのあと、ループエリアの建物を見学し、夜には「ウィリスタワー」で摩天楼を眺めましょう。
2日目は「マグニフィセントマイル」を中心に散策していきます。川沿いには有名なビルが立ち並び、ストリートではショッピングが楽しめます。
「シカゴ現代美術館」や「 360 CHICAGO 」にも行ってみましょう。
「ネイビーピア」は少し離れているのでバスを利用して移動した方が良さそうです。
夜は活気がなくなるので日中がオススメです。
実際にシカゴを観光していこう!
フィールド自然史博物館
人類学、動物学、植物学、地質学の4つの主要な部門から成るこの博物館は「ティラノサウルス・レックス」の化石や復元されたマンモスが見どころ。
基本料金:$26
営業時間: 9AM–5PM.
>公式ホームページ<
グランドパークとバッキンガム噴水
ミシガン湖畔を臨めるグランドパーク。かつてオバマ大統領が24万人を前に勝利演説を行ったことで有名です。
その中にあるバッキンガム噴水。4月~10月の中旬までしか動いておらず冬はこのように全く動いていませんでした。。。最高40mまで噴きあがり、夜はライトアップも楽しめるそうです。
>本来の噴水の様子はこちら<
ルート66の本当のスタート地点‼
シカゴからロサンゼルスのサンタモニカまで続く歴史的な道「ルート66」
シカゴには「ルート66のスタート地点」と呼ばれるものは2か所存在します。本来はこの位置がスタート地点。
ルート66が廃止された後、Jackson Blvdが一方通行と変わったため現在はスタート地点を別の場所へ移動させました。この道をまっすぐ行くのが本来のルート66。
テレビ番組で山下智久さんがルート66を2週間かけて横断していました。そのときもこの場所から旅がスタートしていました。
そして現在のスタート地点はシカゴ美術館の目の前です。
ルート66を旅行される方の多くはここで写真撮影をしてから出発しています。
▼ルート66の復興のきっかけになった町「セリグマン」を観光したときの様子をまとめました。
アメリカ三大美術館の一つ「シカゴ美術館」
ミレニアムパーク敷地内にある、シカゴ美術館。ライオンの像が目印です。
メトロポリタン美術館とボストン美術館と並ぶ、アメリカ三大美術館の一つで30万点以上の収蔵品を所有しています。
巨大な美術館でじっくり見るなら所要時間は1日以上、そして少なくとも2~4時間はかかります。
入場料:$25
営業時間:10:30~17:00
シカゴ市民の憩いの場「ミレニアムパーク」
シカゴ美術館に隣接するミレニアムパークは植物園や、野外シアターなどが併設されたシカゴ市民の憩いの場。
中央にあるのが著名な建築家によりデザインされた「クラウドゲート」。
夜に来ても美しい姿を見せてくれます。
シカゴ「ループエリア」を散策していこう!
シカゴの摩天楼の中心地「ループエリア」には歴史のあるビルが立ち並びます。
シカゴ劇場はコンサートやミュージカルなどニューヨークとは一味違ったショーが楽しめます。
チェイスタワーは下が広がっている面白い構造をしており、1969年の完成時にはシカゴ民は驚いたそう。東京の西新宿にも同じようなビルがあるそうです。
摩天楼の先駆けであるルーカリービルThe Rookeryはシカゴ大火の後、1886年に建てられた世界で最も古い鉄骨高層ビルです。
スケルトン工法と呼ばれる骨組みの仕組みは摩天楼建築の原本といわれ、建物の中には「光の庭」がある。
シカゴに来たら摩天楼に行こう!
シカゴに来たら展望台から摩天楼の景色を楽しんでください。
「ウィリスタワー」と「360°CHICAGO」が有名です。
French Marketにも行ってみよう!
フレンチマーケットもオススメです。
フランスを彷彿とさせるおしゃれなレストランやスイーツのお店が立ち並ぶ人気スポットです。
【観光に便利】ループエリアに位置するホステルに泊まりました
子供も楽しめる!ネイビーピアーに行ってみよう!
かつては水上の要所であった桟橋。現在は様々なアトラクションのあるコンプレックスとして生まれ変わりました。
子供博物館も人気があります。
詳しくはこちらの公式ホームページへ
夜は海側からの摩天楼の景色を見ることができました。
橋から望む夜景も美しい!
橋から望むシカゴのビル群は美しいです。
トランプ・インターナショナル・ホテル・アンド・タワー(写真中央左)は92階建ての超高層ビルで高さは頂上部まで415.1m、軒高は356.6mです。
現在のトランプ大統領がニューヨークの不動産王であったが2001年に「世界一高いビルを建設する」と宣言し、2005年着工、2009年に完成したもの。
写真中央の奥にある尖った建物はリグレーチューイングガムの本社。
面白い形をした「Marina Towers」はシカゴが舞台の映画やドラマに必ず登場します。
下の段は駐車場になっており、並べ方が非常にユニークです。(地図)
高級ストリート!マグニフィセントマイルを歩こう!
魅惑の1マイルとの異名をもつマグニフィセントマイル。高級ホテル、高級ショップ、デパート、ショッピングモールが並ぶこの通りは多くの人が買い物を楽しんでいました。
見どころである1967年に創設されたシカゴ現代美術館や「 ジョンハンコックセンター」の360°CHICAGO展望デッキにも立ち寄ってみましょう。
観光都市シカゴ!2日間モデルルートで効率よく観光しよう!
毎年900万人もの観光客が訪れる観光都市であるシカゴは劇場やコンサートホールも点在し、芸術エンターテイメントの街でもあります。
シカゴのグルメも楽しんでください。シカゴピザが有名でマクドナルドの発祥もシカゴなのだそうです。
街が大きいので歩いての観光は大変ですが、$5購入できる乗り放題パスあるのでうまく活用してみてください。
▶ 5つの美術館と博物館の優先入場券が付く「シカゴシティパス 」も観光を充実させるにはオススメです。
時間のない方はこちらのツアーを利用してみてください。
▼シカゴの次はデトロイトへ向かいました。グレイハウンドでの行き方はこちら