グランドキャニオン国立公園では夕日の景観を眺めるのも見どころの一つです。夕日に赤く染まった峡谷は昼間とは違った姿を醸し出します。
今回はそんなグランドキャニオンでおすすめの夕日鑑賞スポットと国立公園内で車中泊はできるのか実体験を交えて解説していきます。
グランドキャニオンの絶景夕日鑑賞スポット
夕日鑑賞スポットは、グランドキャニオンの観光案内所で以下の4か所がオススメされていました。
✅グランドキャニオンでおすすめの夕日鑑賞スポット
- リパンポイント(Lipan point)
- ヤバパイポイント(Yavapai)
- ホピポイント(Hopi point)
- ピマポイント(Pima point)
以下の地図ではおすすめの夕日鑑賞スポットを”赤色”で囲っています。
左側の「グランド・キャニオン・ビレッジ」がグランドキャニオン・サウスリムの中心地です。
ではそれぞれの夕日鑑賞スポットを順番に解説していきます。
リパンポイント(Lipan point)
リパンポイント(Lipan point)は、グランドキャニオンの東入場ゲートの近くに位置し、観光案内所から30km、30分ほどの距離にあります。
西向きの景色はグランドキャニオンの峡谷がずっと遠くまで連なっており、コロラド川の最も長い展望が見られます。
夕日の景色も素晴らしく、日の出、夜空を楽しむのにも理想的なスポットです。
ヤバパイポイント(Yavapai)
ヤバパイポイント(Yavapai)は、サウスリムの観光案内所から車で4分ほど。マーサーポイントから歩いて14分ほど西に位置するビューポイントです。
グランドキャニオン・サウスリムの中でも随一の絶景が見られるポイントで、こちらも夕日・日の出の景色でも人気があり、コロラド川に最も近いため、谷底の景色を見渡すことができます。
また、「ヤバパイミュージアム」が隣接しており、館内では書籍の販売や、グランドキャニオンの地質と歴史に関する展示が見られます。
ホピポイント(Hopi point)
ホピポイント(Hopi point)は、遮るもののない広大な景色のため、ウェストリムで最も人気のある峡谷の展望ポイントです。
サウスリムの観光案内所から西側に位置し、自家用車から乗り換えて無料シャトルバス、またはリムトレイルに沿って徒歩2.5マイル(4km)でのみアクセスできます。
夕日を眺めるのに最適な場所で、夕方のシャトルバスはとても混雑します。
ピマポイント(Pima point)
ピマポイント(Pima point)は、ホピポイント(Hopi point)から無料シャトルバスでさらに奥に進んだ広い岬の最北端に位置します。
遮るものがないので、グランドキャニオンの峡谷の65㎞以上もの広大な景色を眺めることができます。
グランドキャニオンでおすすめの夕日鑑賞スポット
グランドキャニオンで夕日を鑑賞するなら、ホピポイント(Hopi point)とピマポイント(Pima point)の ”西側” がおすすめです。
西側なら太陽に赤く照らされたグランドキャニオンの景観が美しく見られます。
どちらも無料のシャトルバス(赤ルート)に乗り換える必要があり、車では行くことができません。夕日の時間が近くなるとこのルートのバスはとても混雑します。
自分が行ったときは、バスに乗っている半分がホピポイント、半分がピマポイントへ向かっていました。
もし夕日を見る時間があまりないという方は、観光案内所に近いヤバパイポイント(Yavapai)が良いでしょう。
グランドキャニオン|ホピポイントの夕日
ホピポイントの様子。夕日に向けて大勢の人がカメラを構えてスタンバイしていました。
太陽が徐々に沈み、赤みを増していきます。
夕日に赤く照らされたグランドキャニオン。
グランドキャニオンの夕日の景色は、峡谷の先の方だけが赤くなり、全体に日が行き渡らないようで思っていたものとは少し違いました。
この点では、ピマポイント(Pima point)の方が良い景色だったのかもしれません。
また、自分が行った時期は11月初旬で、夕方は大変冷え込みます。服装には注意が必要。とても寒いので防寒着は準備しすぎるくらい持って行った方が良いです。寒さに耐えきれず日が沈む前に帰る人もいました。
このルートのバスは15分間隔で周回しています。あまりに遅くならなければ取り残されることはないので気が済むまで夕日の景色を堪能しましょう。
グランドキャニオンで車中泊はできる?
このあと、自分はグランドキャニオンで車中泊をして一夜を過ごしたので体験談をご紹介します。
基本的には、グランドキャニオン国立公園での車中泊は認められていないようで、公園内のスーパーマーケットの駐車場には、車中泊の禁止の看板(No overnight stay)がありました。
以前はここで車中泊ができていたみたいです。閉店の時間までは滞在できますが、それ以降はキャンピングカーもここには止まっていませんでした。
国立公園内を車で走っていると路肩に車を止められそうな場所があったので車中泊をしました。キャンピングカーでなければ問題はなさそうな場所はいくつかありました。
翌日はグランドキャニオンの朝日を見に行き、そのあとトレッキングを半日楽しみました。
グランドキャニオン国立公園のスーパーマーケット
グランドキャニオン国立公園内にあるスーパーマーケットでは食材を購入できますが、値段設定は高めです。グランドキャニオンのお土産も売っていました。
スーパーから向かいのヤバパイロッジでは、充電と無料のWifiが利用できました。レストラン併設のホテルのロビーみたいです。 無料で水を汲むこともできます。
グランドキャニオンのホテル・宿泊施設
グランドキャニオン国立公園内の宿泊施設は、世界中から観光客が集まるので、ホテル・宿泊施設は大変混み合います。
予約は ”半年後”になることも少なくありません。早めの予約を心がけましょう。
グランドキャニオンの観光ツアー
グランドキャニオンまではラスベガス発のツアーが多数組まれています。日帰りや1泊など種類は様々。夕日を含めた観光ツアーもあります。
オススメツアーは以下サイトから検索できます▼
【グランドキャニオンの夕日鑑賞スポット】まとめ
今回は、グランドキャニオンの夕日鑑賞スポットについて解説してきました。
グランドキャニオンにはこのほか、トレッキングやトレイルコースが整備されているので、渓谷の絶景とともに、自然の神秘を歩いて感じてみてください。
なお、グランドキャニオン周辺の観光名所やグランドサークルの巡り方を以下の記事で解説しているので、合わせてご覧ください。