アメリカのラスベガスとロサンゼルスの間に位置するデスバレー国立公園は、かつての世界最高の気温56.7°C(134.0°F)を記録したこともある灼熱の地です。
「世界一暑い場所」としても知られ、夏場になると50°Cを超える日もあります。また、砂漠地帯にあり、平均年間降雨量は50mmしかありません。
デスバレーは、アメリカの国立公園で入場料を払えば自由に観光することができます。
観光の見どころは、海抜下86メートルにある塩湖「バッドウォーター」や七色に輝くといわれる「ザブリスキーポイント」、映画スターウォーズの初期作品のロケ地になった場所のハイキングなどです。
ラスベガスから日帰りで行けるのでレンタカーを借りて訪れたいですね。
今回は、そのデスバレー国立公園への行き方と観光の見どころ、モデルコースについて解説していきます。
【デスバレー国立公園】車・レンタカーでの行き方と入場料


デスバレーは、直訳すると「Death Valley=死の谷」です。
名前からして恐ろしい場所だと感じますが、きちんと整備されたアメリカの国立公園なので問題なく観光できます。※注意事項あり(後述)
【日帰り】ラスベガスからデスバレー国立公園への行き方
ラスベガスからデスバレー国立公園の観光案内所まで、車で2時間ほどの道のりです。
グーグルで検索すると2通りのルートが出てきますが、パランプ(Pahrump)を通るルートが近道です。
ラスベガスからレンタカーを借りて日帰り観光したい方は、必ず早朝から動き出すようにしましょう。
デスバレー国立公園は、日中にとても暑くなるのでその前に観光スポットを巡った方が良いです。また、ラスベガス市内の渋滞も避けられます。
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【参考記事】アメリカでレンタカーを借りる方法と返し方の手順
【1泊2日】ロサンゼルスからデスバレーへの行き方
ロサンゼルスからデスバレー国立公園の観光案内所まで、車で4時間半ほどの道のりです。移動距離は430㎞ほどあるので、日帰り観光は厳しそうです。
デスバレー国立公園内で宿泊できる場所もありますが、人気があり予約が取れないので近郊の町に宿泊すると良いでしょう。
一番近い町は「パナミントスプリングス」です。宿泊施設は少ないですが、以下のホテルが利用できます。
✅デスバレー国立公園近郊の宿泊施設
▶【agoda】Panamint Springs Motel & Tents 6,117円~
▶【Hotels.com】パナミント スプリングス リゾート10,206円~
【関連記事】ロサンゼルス観光モデルコース
【デスバレー国立公園】観光ツアー
ラスベガスやロサンゼルスからデスバレー国立公園を巡るツアーがいくつか組まれています。
その中でもよさそうなツアーをピックアップしてみました。
デスバレーで朝日を鑑賞できるツアー。ラスベガスを深夜に出発し主要スポットを観光した後、お昼過ぎにはラスベガスに戻ります。日本語ガイド付きなので安心です。
▶ デスバレー国立公園日帰り観光ツアー 星空&朝日鑑賞付き!<朝食付>
ロサンゼルスからは車で5時間かかるのでツアーが安心ですね。主要スポットもすべて巡ってくれます。日本語ガイド付き。
▶ 灼熱のデスバレー国立公園 日帰りツアー<日本語ガイド>
その他のデスバレー観光ツアー検索は以下サイトから▼
【HIS】ラスベガス発 デスバレー国立公園
【デスバレー国立公園】入場料金


デスバレー国立公園の入場料金は、車一台が$30で、購入から一週間有効です。
アメリカ国立公園の年間パス($80)も利用できます。
アメリカ国立公園の年間パス購入希望の方は、こちらの公式サイト、もしくは各国立公園内の料金所で購入できます。(デスバレー国立公園では観光案内所にて販売)
デスバレー国立公園は、ほかのアメリカの国立公園と違って入場ゲートに係員がいません。砂漠地帯の過酷な環境下なのでゲートに係員を常駐できないそうです。
なので、デスバレー国立公園の入場料金は、観光案内所か園内の支払いスポットへ行く必要があります。デスバレーで必ず立ち寄る観光案内所で支払いましょう。
アメリカの国立公園(グランドサークル)


ラスベガス周辺には、グランドキャニオン国立公園やザイオン国立公園などの有名な国立公園が点在(グランドサークル)しています。
ラスベガスで2泊3日以上の日数があればいくつかは巡ることができるので、デスバレー国立公園とあわせて観光しましょう。
グランドサークルについては下記記事をご覧ください。
✅【関連記事】グランドサークル
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デスバレー国立公園へ観光に行く前の注意事項


デスバレー国立公園は、灼熱の砂漠地帯という特殊な場所であり、園内に係員などは観光案内所以外にほとんどいません。
なので訪れる際は、事前準備をしてトラブルに遭わないように心がけましょう。
デスバレー国立公園で準備すべきものと注意すべき点は下記です。
1人1ガロン以上のお水と食料を準備
デスバレーは砂漠地帯ですので、汗をかかずとも水分が失われます。
デスバレー観光では、1人1ガロン(3.7 リットル)以上のお水を持参することが推奨されています。観光案内所でお水をくむこともできますが、貴重なので基本的には持参しましょう。
また、食事をする場所がほぼないので食料はすべて持参して下さい。念のため多すぎるくらい持って行った方が良いでしょう。
デスバレー国立公園内での服装
デスバレー国立公園内は基本的に暑いので、オールシーズン、服装は半そでシャツで過ごせます。自分は、11月初旬にデスバレー国立公園へ行きましたが、服装はほぼ半そでで過ごしました。
また、帽子やサングラス、日焼け止めなどの基本的な暑さ対策は欠かせません。
デスバレー近郊でガソリンを満タンに
デスバレー国立公園到着前に近郊の町で必ずガソリンを満タンに入れましょう。
デスバレー国立公園の観光案内所の近くにガソリンスタンドはありますが、通常の3~4倍の値段設定です。
デスバレー国立公園内でも30分以上の移動があり、クーラーも使うのでガソリンの余裕は必要です。
ラスベガスとデスバレー間では、「パランプPahrump」の町にガソリンスタンドがあります。そこから先は本当に何もありません。
【デスバレー国立公園】観光の見どころとドライブモデルコース


では、ここからデスバレー国立公園の観光の見どころとドライブモデルコースについて解説していきます。
【デスバレー国立公園】全体地図


デスバレー国立公園は、その大部分がカリフォルニア州で一部をネバダ州が占めています。
主要な観光スポットは、上記地図の青丸内に集まっています。


青丸内を拡大してみるとこのようになり、ラスベガスのある東側からは反時計回りに観光スポットが並んでいます。
【デスバレー国立公園】観光モデルコースと回り方
デスバレー国立公園のオススメの観光モデルコースとモデルプランは下記です。
✅デスバレー観光モデルコースとモデルプラン
- バッドウォーター (Bad Water)
- ナチュラルブリッジ(Natural Bridge)
- アーティストパレット (Artist Palette)
- ゴールデンキャニオン(Golden Canyon)
- ザブリスキーポイント(Zabriskie Point)
- ダンテスビュー(Dantes View)
デスバレー国立公園への観光は、まず観光案内所へ立ち寄って観光地図をもらい、見どころを聞いておきましょう。
日によって行けない場所や注意事項などの情報も丁寧に教えてくれます。観光案内所は朝8時から営業しています。
モデルプランは、デスバレー国立公園で一番気温が高くなるバッドウォーターから巡り、時計回りに観光していきます。
バッドウォーターは日中の暑くなる前に観光するのがベターです。
デスバレー国立公園観光所要時間
デスバレー観光は、6時間ほどを見積もっておきましょう。
現地での移動時間が1時半~2時間ほど。トレイルコースを含めた観光時間が4時間ほどです。
デスバレー国立公園の主要観光名所だけを巡れば、さらに短い時間で観光することもできますが、デスバレーはハイキングも見どころの一つです。
独特な地形を自分の脚で散策してみましょう。
デスバレー国立公園で必ず行きたい観光スポット解説
では、ここからはデスバレー国立公園の観光スポットをそれぞれ解説していきます。
バッドウォーター(Bad Water )


「バッドウォーター(Bad Water )」は、デスバレー国立公園の中で一番気温が高くなる場所です。海抜は-86メートルで、北アメリカ大陸で最も海抜の低い地点にあります。
真っ白のこの大地は「お塩」です。
何十万年も前には水深183メートル以上の湖でしたが、長い年月を経て湖は干上がり、現在は塩水だまりのみが残っています。
バッドウォーターの中心へ向かう1.6㎞ほどのトレイルコースがあり、塩湖の大地での記念写真が撮れます。
【関連記事】塩湖!バッドウォーターの絶景と見どころ
ナチュラルブリッジ(Natural Bridge)


ナチュラルブリッジは、自然に出来た「岩の橋」です。岩の間を進む10分ほどのトレイルが楽しめます。
ナチュラルブリッジまでの車道がオフロードのでこぼこ道です。
レンタカーが乗用車なら壊れる可能性があるので注意してください。4WDクラスを推奨します。
アーティストパレット (Artist Palette)


アーティストパレット (Artist Palette) は、山肌の色が変化して、絵の具のパレットのように見える場所です。
整備されたアーティストドライブを通ります。一方通行なのでバッドウォーターの帰りに立ち寄りましょう。
ゴールデンキャニオン(Golden Canyon)


ゴールデンキャニオン(Golden Canyon)では、デスバレーの独特な砂山の間を散策できるトレイルコースが見どころです。


まっすぐ進むと反対側のザブリスキーポイントへ抜けることが出来ますが、レッドカセドラル(Red Cathedral)で引き返しましょう。
また、ゴールデンキャニオン(Golden Canyon)と途中のDesolation Canyonは、スターウォーズの初期の作品のロケ地として使われました。
どちらもその世界観を思わせる景観ですので、ぜひ時間をかけて楽しんでみてください。
【関連記事】スターウォーズのロケ地とおすすめトレイルコース
ザブリスキーポイント(Zabriskie Point)


太陽の光によって七色に輝くといわれるザブリスキーポイントは、デスバレーで人気の写真スポットです。日の当たり方が変わる朝と夕方が観光客に人気の時間帯です。
先ほど紹介した「Badlands Loop」のトレイルコースも散策してみましょう。
ダンテスビュー(Dantes View)


ダンテスビューは、海抜̠̠-86mに位置するバッドウォーターを山の上から一望できるスポットです。


頂上では、山の上を進むトレイルコースが楽しめ、デスバレーの絶景を独り占めできます。
自分はあまりの美しさに2時間以上このダンテスビューに滞在してしまいました。
【関連記事】ザブリスキーポイントとダンテスビューの絶景写真
【デスバレー国立公園観光の見どころ】まとめ
デスバレー国立公園は、世界的に見ても特殊な場所であり、大地の神秘が感じられるアメリカの観光名所です。
オススメのシーズンは、秋から冬にかけてです。夏場の暑い時期に行く予定の方は十分に注意してください。
海外に不慣れな方や、レンタカーでの運転が不安な方は観光ツアーの利用をお勧めします。日本語ガイドさんもいて解説してもらうとより深くデスバレーについて知ることができます。
今回は以上です。デスバレー観光の参考になれば幸いです。
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【参考記事】アメリカでレンタカーを借りる方法と返し方の手順
【デスバレー国立公園】観光ツアー
ラスベガスやロサンゼルスからデスバレー国立公園を巡るツアーがいくつか組まれています。
その中でもよさそうなツアーをピックアップしてみました。
デスバレーで朝日を鑑賞できるツアー。ラスベガスを深夜に出発し主要スポットを観光した後、お昼過ぎにはラスベガスに戻ります。日本語ガイド付きなので安心です。
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